お金の話はなかなか人と共有しにくいもの。でも、「自分の貯蓄額って世間的にどうなんだろう?」と気になること、ありますよね。そこで今回は、日本における年代別の金融資産を徹底分析!年齢ごとの貯蓄額の平均や中央値、貯蓄の現実を数字でチェックしていきます。あなたの貯蓄状況、果たして優秀なのか、それとも…?
1. 年代別の金融資産額:データで見るリアル
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」や厚生労働省の「国民生活基礎調査」のデータをもとに、年代ごとの平均貯蓄額と中央値をまとめました。
年代 | 平均貯蓄額 | 中央値 |
---|---|---|
20代 | 321万円 | 77万円 |
30代 | 589万円 | 83万円 |
40代 | 657万円 | 53万円 |
50代 | 1,048万円 | 53万円 |
60代 | 1,339万円 | 1,263万円 |
(1) 平均貯蓄額と中央値の差に注目!
平均貯蓄額は全体の数値をならしたもの。一方、中央値は「ちょうど真ん中の人」の貯蓄額を示します。
つまり…
- 平均と中央値の差が大きいほど、一部の超貯蓄層が平均を押し上げている
- 実際には中央値のほうが「一般的な水準」に近い!
2. 年代ごとの貯蓄のリアル
(1) 20代の貯蓄:スタートラインはここ!
- 平均貯蓄額:321万円
- 中央値:77万円
- 貯蓄ゼロ世帯:38.2%
20代はまだ貯蓄額が少ないのが普通。とはいえ、約4割の人が「貯金ゼロ」という現実…。今のうちに習慣化できるかが、将来の資産形成の分かれ道!
(2) 30代の貯蓄:結婚・子育てで出費が急増!
- 平均貯蓄額:589万円
- 中央値:83万円
- 貯蓄ゼロ世帯:35.5%
結婚や住宅購入、子育てなど、ライフイベントが増えるのが30代。収入は上がるけれど、貯蓄ペースが乱れやすい。ここでしっかり貯金習慣を持てるかどうかが重要!
(3) 40代の貯蓄:貯め時なのに意外と少ない?
- 平均貯蓄額:657万円
- 中央値:53万円
- 貯蓄ゼロ世帯:36.6%
本来、貯蓄を増やすべき40代ですが、意外と貯蓄ゼロ世帯が多い!
教育費や住宅ローンが重くのしかかる時期。「貯める余裕がない!」と感じる人も多いですが、しっかり計画を立てて貯蓄を継続することが大事。
(4) 50代の貯蓄:老後準備を意識すべき時期
- 平均貯蓄額:1,048万円
- 中央値:53万円
- 貯蓄ゼロ世帯:34.2%
「老後2000万円問題」が話題になっている中、この年代で貯蓄ゼロの人も3割以上…!
50代は、退職金や年金を見据えた貯蓄計画が必須!
もし貯蓄が不安なら、投資なども視野に入れるべき。
(5) 60代の貯蓄:リタイア後の生活資金は十分?
- 平均貯蓄額:1,339万円
- 中央値:1,263万円
- 貯蓄ゼロ世帯:29.1%
60代はリタイア後の生活を考える時期。年金だけで暮らせるかどうか、「貯蓄を取り崩すフェーズ」に突入!
ここまで貯めていれば安心だけど、貯蓄ゼロ世帯も約3割…。早いうちから準備が必要。
3. 金融資産を増やすための3つのポイント
(1) 収入を増やす
- 副業・転職で「稼ぐ力」を上げる
- 資格取得やスキルアップで年収UPを狙う
(2) 支出を見直す
- 固定費(家賃・保険・通信費)を削減
- 「見えないムダ遣い」に気をつける(サブスク、コンビニ通いなど)
(3) 投資でお金を増やす
- 預貯金だけではお金は増えない!
- 長期・分散・積立でリスクを抑えた資産運用を始める
結論:貯蓄は「早く始める」ことがカギ!
「貯蓄なんてまだ早い」と思っていたら、大間違い!
年代が上がるほど支出も増え、貯蓄が難しくなる傾向がある。
20代・30代のうちに、貯蓄と投資の習慣を身につけておくことが最重要!
「今からでも遅くない!」と信じて、今日から貯蓄を始めよう!