模試で正解した問題こそ、復習から漏れていませんか?

模試の用紙と色の付せんを見ながら判断を振り返る学生勉強
模試の復習を考えるためのイメージ画像です。
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赤丸がついていると、もう分かっていると思って次へ進みたくなる。でもその答えは、最後の二択を勘で選んだものだったかもしれません。間違いだけを復習すると、たまたま正解した弱点は残ります。点数に加えて、解いたときの確信も見てみましょう。

学習研究では、誤りの修正だけでなく、答えへの確信も調べられています。模試を点数の通知で終わらせず、間違った理由、迷って正解した問題、次に自力で試す日を整理すると、復習の優先順位を決めやすくなります。

誤答の理由にフィードバックを当てる

誤りからの学習に関するレビューでは、誤りの後の修正フィードバックと、そこに至った考え方の分析が重要だとされています【Metcalfe(2017)】。

正しい答えを書くだけでは、次の場面で同じ判断をしてしまう可能性があります。答案に、何を手がかりにその答えを選んだかを残します。知識がなかったのか、条件を読み違えたのか、似たルールを使ったのかを分けると、解説のどこを確かめるべきかが見えます。これは記録の提案であり、模試専用の効果を測った結果ではありません。

答えられなかった試行も学習へつなげる

一般知識や単語の関連を学ぶ実験では、正解できない取り出しの試行をした後に答えを見ることが、最初から答えを見るより学習を高めました【Kornell et al.(2009)】。

失点を軽く扱う意味ではありませんが、誤答を消してしまうより、試した考えと正解を照らす価値があります。復習ではいったん解説を閉じ、当時の考えを再現してから不足を確認します。難しすぎる問題に長く止まる必要はなく、わからなかった地点を記録して修正へ進むことが実践のポイントです。

自信のない正解も復習の対象になる

選択式の一般知識問題を使った実験では、自信の低い正解にもフィードバックを与えると、後の保持が改善しました【Butler et al.(2008)】。

丸が付いた問題をすべて習得済みにすると、偶然選べたものや不確かな知識を見逃すかもしれません。模試の後は、正解したかに加えて、理由を説明できるかを確かめます。迷った二つの選択肢の違いを書けば、次回の問いにできます。実験の課題からどの教科でも同じ伸びを保証できませんが、正誤だけの分類を広げる視点になります。

記録は次の行動に使える形へ変える

フィードバックのレビューは、その効果が肯定的にも否定的にもなりうること、内容や伝え方によって有用性が違うことを論じています【Hattie et al.(2007)】。

復習ノートも、量やきれいさだけで価値が決まりません。次の問題で使う判断を一つ書き、その確認日を決めます。たとえば条件を読む順番が問題なら、次回は何を先に確かめるかを具体化します。長い反省文を増やすより、教材を見ずに実行できる行動へ直すことが、記録を使うための工夫です。

あわせて、模試でできるのに本番で崩れる人が準備で外しやすい順番とわかったつもりを減らすには読み直しより思い出す練習が強いも読むと、今回の考え方を自分の生活に合わせて整理できます。

結論:正解でも自信がなかった問題を拾う

答案には正誤だけでなく、自信の有無も残します。勘で当たった問題を、次は理由まで説明できるか確かめてください。復習ノートの完成より、次に見ずに答えられる一問を増やすことが目的です。

模試の後は、間違った理由と自信のない正解を拾い、次に見ずに試す問題を決めてください。解説の写しを完成させることから、次の判断を変えることへ目的を移します。点数がすぐ上がる保証はありませんが、どこを練習すべきかを自分の答案から見つけやすくなります。

参考文献

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